白ワインには白身魚の刺身がよく合う!
一般的には刺身とワインの相性はあまり良くないとされています。
その原因としては醤油の風味の濃厚さや、赤身魚に多く含まれるヘモグロビンの血なまぐささがワインの風味とぶつかってしまい、両方のバランスをとる事が難しくなるためであると考えられています。
具体的に言えばマグロの刺身にたっぷりと醤油やワサビを付けたものとのワインの相性はどうしても合わせるのが難しいということが考えられます。
そこで注目していただきたいのが白魚やイカやタコ、貝類のような淡白な味わいの刺身です。
これらはじっくり噛んでいるとふんわりと旨味が口の中に広がり、ワインの風味をより一層引き立ててくれるでしょう。
また刺身と合わせる白ワインの選び方としては、刺身の素材本来の甘味を邪魔しないよう、甘みが抑えられすっきりとした辛口のものがおすすめです。
刺身をおつまみにするときは、醤油以外を付けると合いやすくなる!?
先ほども説明したように、醤油の濃厚な味わいはワインとの相性があまり良くないのです。
これは、ワインに多く含まれている有機酸と醤油などの発酵系食品との相性が芳しくないためであると言われています。
そのため刺身と合わせる場合、醤油をつけるのではなく塩レモンで食べたり、カルパッチョとしてドレッシングをかけたりするのがおすすめです。
特にレモンなどの柑橘系の酸味と白ワインは相性が良いため、鯛などを塩レモンで味付けしるのも良いですし、カルパッチョならカツオなどの赤身魚とも合わせることができるでしょう。
またどうしても生臭さを感じるという場合には、オリーブオイルやごま油を垂らすとマスキング効果で生臭さが消え、よりワインに寄り添う風味になるのでおすすめできます。
刺身と合う白ワイン【まとめ】
刺身と合うワインの選び方としては、刺身の甘味を邪魔しないようなすっきりとした辛口ワインを選ぶと良いでしょう。
刺身も赤身魚よりは白身魚やイカ・タコなどの味わう際に旨味が出てくる刺身がとても合います。
また刺身を食べる際は、醤油・ワサビよりか塩レモンなどのドレッシングをかけるのがおすすめです。
またその他に日本産のブドウである「甲州」を原料とした白ワインは、柑橘系のような香りがあるのに加え、鉄分が少なく刺し身の血なまぐささを抑えることができるため、非常に相性が良いとされます。
このように刺身とワインは決して合わないわけではなく、選び方や食べ方に少し工夫することで美味しく召し上がる事ができるので、ぜひ試してみてくださいね。